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データNO 58
ペリカンのMityLite
Written by UMA宇宙人

光源 フィラメント(XENON=ゼノン球) タイプ 市販ライト
メーカー ペリカン 電源 単4×2本/Miniの方は、単4×1本
Free 宇宙科学で生まれたという、レキサン(PC樹脂)の本体は、軽くてGoodです♪





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《プロローグ?》
世の中、LEDのフラッシュライトや、ヘヴィーなフラッシュライトがブームです。
今回レビューするライトは、それとは全く逆の路線です。
(生い立ちはヘヴィーですが、ここでいうヘヴィーとは、主に金属ボディーのライトをさしています。)

《はじめに》
プロフィール(自己紹介)にも書きましたが、自分の場合、常に(苦痛なく)持ち歩ける”軽い”ライトが好きです。
いくら性能が良くても、重すぎて持ち歩きに躊躇してしまうライトは、すぐにお蔵入りさせてしまいます。
ペリカン(MityLite/Mini MityLite)の場合、金属ボディーではないため、重さの面では有利ですし、実際に軽いので、持ち歩いていることも忘れてしまう時があります。(笑)

《製品情報(MityLite)》
☆サイズ/12cm
☆重量/40g(電池込み)
☆バルブ寿命/20時間
☆防水性能/生活防水
☆付属品/単四電池×2本、ライトベンダー
☆燭光/4,000cp

《特徴》
スイッチのON・OFFは、ヘッドキャップ部分をひねるという、お馴染みの方式です。
ただし、片手でOFFはできても、ONにするのが難しいです。
Oリングと、内部で電球を支えているバネが、かなりしっかりしていますので、両手じゃないと、ヘッドキャップをねじ込む方向(=ライトON方向)にはなかなか回せません。
ヘッドキャップは、チェッカリングなどの加工が皆無なため、片手で持って操作するのは難しいと感じました。(右手で持って、そのまま拇指と人差し指で回すことは、難しいということです。)
ON・OFFの操作感は、主に上記の理由によるのですが、あまりスムーズではありません。操作感は、一言で言うと、ゴリゴリする…に尽きます。
加工面では、ヘッドキャップにバリが残っています。(カッターなどで、綺麗に削りましょう。)
また、注意点としては、持ち歩いているうちに勝手にスイッチが入ってしまっていることがあります。
これは、内部で電球を持ち上げているバネが、移動時のショックを受けることにより、電池と接触したりするからなのでしょうか?
今までに2回、この現象が起こりました。
ただ、ヘッドキャップ部分を多めに引き出しておけば(分かりづらい表現ですね)このようなことは起こりません。
シュアファイヤー社の製品は、そのへんがよく考えられていますね。

余談ですが、「ドイツ製カメラは精密だ」とよく言われますが、仕上げは国産の方が丁寧です。
精密と言われているドイツ製品ですら、仕上げが雑(例えば、レンズ内に金属の削りカスが残っています=ローライやライカ)なのです。
アメリカ製品に限らず、外国製品は、神経の細かい人には向いていないと思います。

さて、明るさについてですが、こちらは想像以上に明るかったです。
それに、LEDの冷たい感じの白色系よりも、暖色系のフィラメントの明かりの方がホッとしませんか?
(蛍光灯vs.電球みたいな感じでしょうか…)

機能的な特徴で忘れてはならないのが、MityLiteには狭い隙間を照らすためのアタッチメントが付いていることです。
ライトの先端に取り付ける、90度に曲がったプラスチックのチューブ(=ライトベンダーといいます)なのですが、それを取り付けることにより、光を90度曲げられますので、狭くてライトが入らないような部分も照らせます。
極太の光ファイバーをイメージするのが分かりやすいと思います。

Miniの方は、単4電池1本でフィラメントなので、最近のライトと比較すると明るいとは言えませんが、室内作業するには(=パソコンやコピー機の内部を照らしたりするのには)十分です。

また、ペリカン・ライトシリーズは、全てのランプモジュールに脱水素剤がセットされています。
これにより、電池の誤用、液漏れ、異常電圧などによって発生した水素ガスが原因で起きる事故の可能性を、極力小さいものとしています。

《デザイン評》
このライトは、デザイン面も優れています。
本体にポケットクリップが付いていますから、安心してポケットに入れて携帯出来ます。
クリップが本体と一体化しているため、他社のオプションでクリップが取り付けられる製品(例えば、ArcのAAAとか)と比べても、安心度が違うのです。
オプションでクリップを取り付けられる製品の場合、クリップ自体が動いてしまいますので(取り外し出来るのですから、仕方ないですね)あまり実用的では無いと感じました。

また、MityLiteはレキサン(PC樹脂)ならではの色使いがCOOLです。
シースルーであったり、オレンジであったり…
(カラーは、MityLiteの場合、黒・青・黄色・白・オレンジ・緑があります)
金属ではシースルーは無理ですし、このオレンジの発色も、金属では真似できないでしょう。
ちょっと画像の色が飛び気味ですが、オレンジは、実物の方がもっと濃くて綺麗な色です。

《まとめ》
1970年代頃は、新素材であったプラスチック系の素材。
その後は、安物の代名詞に成り下がってしまった時代もありましたが、今見ると、けっこう新鮮に感じませんか?
プラスチック系の素材の長所を、生かすも殺すもデザイナーの腕次第といったところでしょうか。
仮に、この形状を金属を削りだして(成形して)造るとしたら、大変ですよね。

たまには、このようなロングセラーのライトを見直してみるのも、良いかと思います☆
お値段も、そんなに高くありませんし。(2,000円程度)

とても気に入っていましたが、耐久性を考えて、少しお気に入り度を下げました。
               ↓
《追加情報》
普通に使っていましたが、気が付いたらボディがカケていました。
造りが悪いせいなのか、設計上問題があるのか分かりませんが…
(落下させていませんし、強い衝撃も与えていません。)
そういえば、ペリカンはボディが弱いという話を、誰かがしていたのを思い出しました。


この文章は私個人の主観で書いています。同じ物であっても、明るさや品質等に対する印象は個々人で違うことをご理解いただいた上でお読みください。また、このレビューは売買を目的としたものではありません。「売ってください」などの交渉に応じるつもりはありません。

UMA宇宙人さんの評価
明るさ 明るい
お気に入り度 ちょっとお気に入り
登録日時 04/04/11(日) 最終更新日時 06/08/06(日)

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