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データNO
152
LED LENSER V3 1AA
Written by
セイル
光源
LED LUXEON I(LowDome)
タイプ
市販ライト
メーカー
ZweibruderOPTOELCTRONICS
電源
単3x1本
Free
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■はじめに
昨日まで使っていたパトリオ・プロを、作業中に高所から落としたためお亡くなりになってしまいました。そのため、急遽EDCとして使えるライトを近所のドンキホーテに買いに行ったのです。わたしの場合、LED LENSER製のライトはこれで2本目となります。
■使用目的
使用目的はEDCです。ですから、比較的近距離照射に適しており、明るさはそこそこ。夜の散歩にも向き、大きさは小さすぎず大きすぎず、また何よりも経済性を優先します。そして、緊急用のライトとは違って、特に使いやすさが大切です。
■仕様
光源:スーパーLED×1個 (Luxeon T)
使用電池:単三型アルカリ電池×1
使用温度:0℃〜40℃
実用点灯時間:3.5時間
本体材質:アルミ合金
本体重量:56.2g (電池込み、ストラップ付きの実測)
付属品:ストラップ、カラビナ付き専用ポーチ、電池×2個(モニタ用と予備)
■機能評価
まず、このライトの選択基準は適度な大きさでした。常日頃から持ち歩くには重すぎては駄目で、かといって小さすぎては鞄の中を探すのに疲れてしまいます。ですから、ポケットに入れるのにちょうど良い大きさで、軽くて邪魔にならないのが第一条件でした。さらに、小さすぎると電池のランニング・コストが悪化する場合が多いので単三一本を使うくらいが恐らく妥協点だと考えています。
ライトをEDCとして用いるということは、多目的になるという意味であり、そのために汎用性が求められます。また、このような場合では基本機能重視型の方が最終的には使い勝手が良い場合が多いので、遠距離照射はこの際諦めて、近距離〜近中距離くらいまでを広く照らすようなライトが最適だと思われました。その理由のため、小型化と明るさをある程度両立させるためにLuxeon T搭載モデルを選択することになります。
このライトの機能と申しましても、特に何か変わったものがあるわけではありません。テール・プッシュ・スイッチを押すと、間欠動作が可能で、さらに強く押し込めば連続動作します。また、再び押せば点灯解除です。ところで、このスイッチについて使いづらいという意見もあるようですが、鞄の中で誤って連続点灯させてしまうよりは良いと思います。そういう意味で、スイッチを押した感じは私には良い妥協点であるように思われました。
ライトの電池交換はテール・キャップ側から行いますが、この辺も特に何の変哲もありません。ボタン電池を沢山使用するものに比べて電池交換は楽ですし、経済性も良いと思われます。また、接点部分は厚さはさほどありませんがとりあえず金メッキされています。これは有名メーカー製であることの表れとして評価されます。というのも、このライトは昇圧型のコンバータを内蔵しており電圧不足を電流によって補う仕組みですから、回路上の電気抵抗の影響を比較的受けやすいことが予想されます。したがって、この手のライトでは接点の抵抗に気をつけないと非常に不安定な動作になるため注意が必要です。そのため、接点のメッキやスイッチ類の安定性はこのような仕組みのライトではかなり重要であると考えています。余談ですが、パトリオ・プロの動作が不安定になる場合はこの辺に原因がありそうです。
■性能評価
性能に関しては殆ど文句がありません。明るさは必要十分であり、ランタイムは単三一本としては妥当な線です。また、昇圧型コンバータを利用しているということは、電池からは大電流が取り出されるという意味に解釈できますので、オキシライド乾電池を選択することでランタイムが伸びるかもしれません(これから試すところです)。また、単三リチウムやニッケル電池等は初期電圧が高いので回路に負担が掛かると言われていますが、このような電池一本のみの場合では比較的影響を受けにくいのではないかと推測しています(電池を数本直列の場合ではこの差を無視できませんが)。しかしながら、ニッケル水素充電池についてはガスの発生等の問題があるため、暫くは様子をみたいと思います。
照射パターンについては中央に穴が開いているタイプのコリメータを使用していますが、見たところダークスポットらしいものはなく比較的綺麗でした。ちなみに、写真は約1mの距離から写したものです。また、ブリスター・パッケージで店頭に並んでいる場合、パックの外側からプラスチックのレバーを引くことでそのライトの個体差を比較できるという工夫がされていて、マニア心をくすぐる仕様です。私の場合、店頭に並んだばかりのライトを三つの中から選びましたが、他の2本と比較して明らかに明るいものを選できました。但し、照度計が無いために本当の当たり品かどうかは判別がつきません。光色に関しては昨日まで使っていたパトリオ・プロ(PY0J)に比べて僅か青白さが和らいでいる感じで、明るさは一段暗い程度です。ただ、明るさは電池の本数とコンバータの性能が絡むので、中に入っているLEDのランクと直結させて考えるべきではないかもしれません。
■注意点等
このライトに注意点があるとすれば、恐らくは防水性でしょう。EDCとしてこのライトを用いる場合、日常生活防水(防滴)程度は欲しいところですが、メーカーは安全性を見越して保証していないのか、それとも本当に防水性が低いのかはわかりません。とはいえ、何れにしてもあまり水に濡らさないほうが良いでしょう。ちなみに、取扱説明書では「防水ではないので水中で使用しないように」とはなっていますが、防滴ではないとは書いていません。この辺の解釈は難しいですが、防水性云々については使っていれば何れ判明するかと思います。
■最後に
パトリオ・プロからのリプレースとして買ったこのライトは、明るさだけで言えば少し暗いです。とはいえ、単三電池が一本だけという経済性と大きさ、軽さは目的を考えると何ものにも換えがたい物があります。また、質感のよさと使いやすさもありますから、値段を考えて倍近くの投資になるので少し躊躇しましたが、いまでは満足しています。
この文章は私個人の主観で書いています。同じ物であっても、明るさや品質等に対する印象は個々人で違うことをご理解いただいた上でお読みください。
セイル
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登録日時
06/05/04(木)
最終更新日時
06/05/04(木)