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データNO
150
サンハヤト コンタクトグリス GS-10
Written by
セイル
光源
タイプ
メンテナンス用品
メーカー
サンハヤト
電源
Free
ライトのメンテナンス用グリース
Comment
最近になってSUREFIREのライトが増えてきたので、私もライトのメンテナンス方法を真剣に考えるようになりました。そこでふと思ったのがグリス・アップの仕方です。いろんなサイトで見る限り、Oリング用グリスとテール・キャップ等のねじ山用グリスを分けて解説されていることがありますが、実際に使っているとテール・キャップ用のグリスがOリングについたりしては具合が悪いと思うのです。その理由は、Oリングの材質を侵しやすいということだと思いますが、この危険性を回避しつつ、テール・キャップと本体との伝導性を阻害せず、且つ防水性能を両立させる方法はないかと考えました。そこで、私が導き出した答えはこのようなものです。
●使用グリスの条件
1. Oリングのゴム材質を極力侵さないこと
2. Oリングの防水性能を適度に保てること
3. テール・キャップまたはヘッド部のねじ山と本体の間で導電性が確保され、耐薬品性、防水・撥水性が確保されること
5. グリス自体の耐寒・耐熱性が必要十分であること(具体的にはリチウム電池の使用温度範囲をカバーすればよい)
4. これらすべてを両立させること
以上のことを考慮したところ、グリスの基材には一般的なシリコーン材料であるポリジメチルシロキサンを使用し、グリス状で使用温度範囲に適合し、且つ、Oリングのゴムに優しいもの。しかも、電気のスライド接点にも使えるものということで探したところ、なんと手近なところにその答えがありました。電気工作関係をやるひとにはお馴染みの、サンハヤトのコンタクト・グリス GS-10がそれです。これは上記の条件をカバーし、しかも比較的安くて入手しやすいのです。私は電気工作をやるのでこのグリスがたまたま既に手元にあったので、このコンタクトグリスで実験を開始しました。
写真にあるのはGENTOSのパトリオ・プロのテール・キャップ部です。このライトのテール・キャップは見ての通り、Oリングとねじ山の間が隣接しています。また、構造上、このテール・キャップはスイッチを通じて電池のマイナス極を本体へと接続しているので導電性が確保される必要があります。したがって、グリスの条件にはOリングへ優しいことと、導電を妨げないことの二つが必要なのです。そのため、私はこのグリスを使って実験的使用を開始しています。現在、使用から一ヶ月近く経過していますが、特に問題は出ていません。また、一年以上経過してからOリングに問題が全くでないようならば、SUREFIREにもこれを使おうと考えています。また、暫く経過しましたら、さらなるリポートを書こうかと思っております。
※2006/5/2 PATRIO PROは夜間二階ベランダ作業中に点灯状態で落下させ、レンズの破損と水溜りへの浸水のためコンバータ故障を起こしました。このため、筐体、スイッチ、エミッタのみ救出し、MOD用部品となりました。
ここで紹介しているライトのメンテナンス法は私が趣味の範囲で行っているものです。この記述を参考にされるのは自由ですが、この方法によって大切なライトの保証が効かなくなるのはもちろん、傷をつけたり、最悪の場合には破壊してしまう可能性がありますので、ご使用には十分注意された上で自己責任にてお願いいたします。
セイル
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登録日時
06/05/02(火)
最終更新日時
06/05/03(水)