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JIL LiteのJIL-CR2 DD(UpGrade)のダイレクトドライブにDCコンバータを追加しエミターを交換したMODです。
★SPEC
・Luxeon V(Bin=TYAH)R2Hエミッター
・DCコンバータ:Arc Mania氏のSuper Convertor 380
・全長:52,2mm、ヘッド径:20mm、テール径:18mm、重量:28g(電池込み)
・集光:Fire~Fly用NX-05か純正リフレクター
・グローパウダー仕様:Super Green、Super Blue、Zinc Orange
・ボディー素材:6061航空機用アルミ
・表面処理:Type III ハードアノダイズド
本来JIL CR2 DD(UP)はダイレクトドライブな為、照射時間については期待できますが明るさの面では満足が得られませんでしたのでDCコンバータを組込みました。 従来のエミッターBinは好みで無かった為、TYAHに交換しランタイムと明るさのバランスを考えてArc Mania氏のSC380としました。(壱式Ver3.1と同一のDCコンバータです。) DCコンバーター内臓のJIL-CR2 1.3Wがありますが、無理やりコンバーターを内臓する為にヘッド部分を延ばした様な頭でっかちなデザインが好みでは無かったのでヘッドの短いJIL-CR2 DDにDCコンバータを組込む事でバランスの良いライトになったと思います。(デザインやスタイルについては好き嫌いがありますので、これは個人の主観として御理解下さい) 今回一番問題となったのは、このライトがダイレクトドライブで全長目一杯に部品が配置されている為、DCコンバータを仕込むスペースの確保でした。そこで厚みの一番薄いコンバータと言う事でSC380(3.4mm:Super Convertorは同厚みです。)を選定しヘッドのレンズは純正の1.9mm UCLから0.9mm UCLに交換する事にしました。 しかし、これだけでは〔0.5mm(ヒートシンク)+3.4mm(SC380)+0.9mm UCL〕-〔1.6mm(純正ボード)+1.9mm UCL〕= 1.3mm+α と言う事でこの1.3mm+αはヘッドベゼルの締込みとボディー締込み部分で吸収しました。(ベゼルとボディーの締込みが純正より浅くしてありますが外観上は比較しないと分かりません) 従って純正の全長50,5mmに対して52,2mmとなりましたが十分にコンパクトでありながら性能は壱式と並ぶ物となりました。
尚、お決まりのグローパウダーは0.1mmアルミプレートを切り抜きその上に塗布する事で脱着可能にしております。
気になる中心照度ですがダイレクトドライブで924Lux/50cmに対して純正のリフレクタの場合2060Lux/50cm、NX-05が1580Lux/50cmで壱式V3.1の2630Lux/50cmには及びませんでしたが満足出来る結果だと思います。リフレクタの照度差については純正リフレクタをSO17XA加工品に交換することで同等の数値が得られると予測出来ます。
防水性についてもOリングはそのまま純正品を使用していますし、ヘッドベゼル、バッテリーケース共に適度なテンションが加わっていますので問題ありませんでした。
これから益々、MOD対象に出来る市販小型ライトの登場を期待します。
ここで紹介しているライトは私が趣味の範囲でMOD(改造)したものです。この記述を参考に改造するのは自由ですが、改造行為によって大切なライトの保証が効かなくなるのはもちろん、傷をつけたり、最悪の場合には破壊してしまう可能性があります。
らいちんっさんの評価
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